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CHALLENGE STORYチャレンジストーリー
日本初となる
PGAツアートーナメントの開催。
国際大会で示したコース管理の技術力。
Satoru Takiguchi 瀧口 悟

ゴルフ場コース管理責任者として2003年に入社。現在は、PGAツアートーナメントを実施する成田・習志野を含む近隣エリアを統括管理し、国際的ゴルフトーナメント運営に携わる。

Mikiko Mori 森 美城子

成田ゴルフ俱楽部のオペレーション部門の営業を担当。主に大型コンペ、各種イベントの対応、雑誌やカタログ等の撮影依頼への対応、会員権等のお問合せ対応など幅広い業務に携わる。

OUTLINEチャレンジの概要

日本初となるPGAツアーチャンピオンズ、PGAレギュラーツアーの開催。そのツアーコースに選出されたのが、数々の国内トーナメントを手掛けてきた実績と、コース管理において世界水準の技術力を持つアコーディア・ゴルフである。
日本初開催ということもあり、ゴルフ関係者はもちろん、日本中が注目するこの一大プロジェクトで、コースメンテナンスの統括管理を任された瀧口と、大会当日のジュニアイベントの運営を担当した森。日本で誰も経験したことがない世界的ビッグプロジェクトがスタートした。

全国から集まる仲間たち。
強い想いと共に
プロジェクトが始動した。

「習志野でのZOZOチャンピオンシップが決まった時は、嬉しさと重圧で体が震えました。」そう語るのは、コースメンテナンスの統括管理を任された瀧口である。瀧口が管理を担当していたコースがプロジェクトコースに選ばれ、そして数々の国内ツアーを手掛けてきた実績から、責任者として抜擢されたのである。瀧口はプロジェクトの話を聞き、日本初の国際トーナメント開催に携われることを喜ぶ一方、すでに頭の中では成功のために何をするべきか思考を巡らせていた。

全国からアコーディア・ゴルフのスタッフたちが続々と集まってきた。同じ会社の社員だが、一緒に仕事をするのは初めてのメンバーばかりだ。多くの人が関わるビッグプロジェクトの場合、関わるスタッフ全員が同じ気持ちで、同じ方向をみてプロジェクトを進めていくことが何よりも重要になる。でも、その点は心配いらなかった。「コース管理の仕事はいつもは裏方的な仕事で、クローズアップされる事はほとんどないんです。でも今回は違う。自分たちが管理したコースが世界中に映像となって中継される。その喜びにみんなの気持ちがひとつになりました。」スタッフ全員の強い想いと共に、日本初のビッグプロジェクトはスタートを切った。

2度の台風と大雨被害。
全社一丸となって
困難を乗り越える。

ご存知の通りゴルフは外で行うスポーツである。そして、芝のコンディションがプレーに大きく影響する競技でもある。つまり、コース管理を行う上で「天候」は切っても切れない関係なのだ。そして、瀧口が懸念していたことが現実となった。大会前に千葉県を襲った2度の台風と、大会2日目の大雨の被害である。予想を越える被害の大きさに、一瞬「中止」の二文字が頭をよぎった。でも、瀧口を始めメンバーたちは決してあきらめることはなかった。アコーディア・ゴルフ全社で対応を行い、無事困難を乗り越えたのである。瀧口はこう語る。「アコーディアならではのスケールメリットと団結力に助けられました。アコーディアだから、このメンバーだから、乗り越えられたのだと思います。」

予期せぬ事態を乗り切った瀧口だが、もうひとつ不安に思っていることがあった。それは、自分がイメージしてる完成のビジョンを、スタッフたちにちゃんと共有できているのかということ。大会成功のためには、コースの完成度が何よりも重要になる。そこで瀧口は、広いコース内の隅々にまで気を配り、スタッフ一人ひとりと密に対話を重ね業務を行うことを徹底した。この作業は各チームリーダーにも同様に行い、そして、理想通りのコースが完成したのである。

日本初となる
PGAツアートーナメントの成功。
アコーディア・ゴルフの
技術力を世界に示した。

日本初となるPGAチャンピオンズ、PGAレギュラーツアーの開催は大成功で幕を閉じた。大会は多数のメディアで報じられ、世界中に大きな話題とゴルフの楽しさを伝え、アコーディア・ゴルフは、世界的に高い評価を得ることとなった。プロジェクトの成功は、瀧口にとっても大きな経験となった。「米国PGAツアーの指示のもと、綿密な打合せを行い業務を進めていきましたが、業務に対する考え方の違いに戸惑う事も多くありました。大きなプロジェクトを成功させる為には、リーダーがトップダウンで的確な指示を送ることがとても重要。その方法と考え方を今回のプロジェクトで学びました。」そう語る瀧口には、もう次のビジョンが見えているようだ。「全国から集まったアコーディア・ゴルフのスタッフたち120名が力を合わせ業務を行い成功できたこと。そして、大会に携わったスタッフの意識向上とスキルアップは、会社の大きな財産になるはずです。」瀧口は自信を持ってそう語る。今回のプロジェクトで、日本のコース管理技術の高さ、アコーディア・ゴルフの技術力を世界中にアピールすることができた。プロジェクトの成功は、アコーディア・ゴルフの新たな可能性を広げる大きな実績となったのである。

また森も同様に、PGAツアーチャンピオンズの大会中に、ファースト・ティというジュニアイベント開催に向けたプロジェクトに大きく貢献した。ゴルフを通じて、子どもたちに豊かな人生の価値観や健全な人格形成を促進する教育プログラムの中で、プロ選手たちと子どもたちとの交流の場をデザインした。上司からの勧めでファースト・ティ プログラムのコーチを始めたことがきっかけでこのプロジェクトに加入し、イベント運営の責任者を務めた森は「大きなプロジェクトでしたが、同じ目標に向かって取り組み、みんなが協力し合うことの素晴らしさを身に染みて感じました。これまでに経験がなかったこと、そしてスケジュールが非常にタイトだったことが不安でしたが、大会運営側と調整し合い無事に終了した時の達成感は今でも忘れません。」そう語る。アコーディア・ゴルフの可能性としては、ゴルフ場という環境を提供するだけでなく、子どもたちに夢を与えることが大切だと常々感じている森は、今回のPGAツアートーナメントでもまだ見ぬ未来のゴルファーになる子供たちに夢を与えられたことを何よりも喜んでいた。